無人販売所にあった柚子のストーリー

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この柚子の本当の価値をあなたは知らない。

僕も、無人販売所で最初にその柚子を見かけたときは、正直気にも留めなかった。いろんな商品が並んでる中で「柚子もあるんだな」というレベル。

で、その後その無人販売所の持ち主の方に、その柚子について詳しいお話を伺ったのですよ。具体的には書けないけど、その柚子の木があるのは今とってもタイムリーな有名人の御宅で、そのご本人がたまたまその日北海道からいらっしゃってて、みたいな話。

その話を聞いて「マジですか、それ」と、感心し、躊躇なくその柚子を購入。「へー、この柚子がねぇー」と、その夜柚子風呂に入りつつ、しみじみその鮮やかな黄色の果実を見ましたよ

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何が言いたいかというと、そういう商品の「ストーリー」っていうものがあって、それはあくまで付加価値なわけなんだけども、それによってその商品の魅力が伝わって「どーしても欲しい!」って思うようになるという話。

今回、農薬を使わない自然栽培のお米農家さんのお手伝いをしてきたんですよ。そのお米の価値は、見ただけでは伝わりづらい。でも、きちんとそれを作っている現場を体験すると、その商品の価値が分かる。そういうものを伝えなければならないんだなー、と。つまり僕は、そういうストーリーを伝えられるような人になりたい、と。本業の広告でも、あるいはこうした記事の執筆でも。

そんな事を、その日、柚子を見ながら思ったワケです。


by t0maki | 2016-11-06 18:29 | Comments(0)