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タイのお守り「プラクルアン」を見るとあのぼったくりタクシーを思い出す
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バス停に降り立ってタクシーを探していると、そのバス停の係員らしいおばちゃんがスススと近寄ってきて「タクシーお探しですか?」と英語で聞いてきた。「ハイ」とこたえて行き先を伝えると、「200バーツですがよろしいですか?」と聞かれ、まぁ700円もしないくらいだから「OK」と答えた。

しばらく待っていると、普通のおっちゃんが自家用車で乗り付けて、バス停の女性が「乗れ」と促す。その個人タクシーの車内には、ダッシュボードのところとバックミラーに、大量のお守りが飾られていた。

このお守りは、「プラクルアン」って呼ばれる、仏陀や僧の姿をかたどった小さなレリーフの護符である。粘土や金属でできていて、いろんな形や色、サイズのものがある。高僧の髪の毛を埋め込んだものもあったりして、コレクターの間で売買されたりもしている。

▼タイのセブンイレブンで売られていた、「プラクルアン」のカタログ雑誌
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▼いろいろなお守りが、値段とともに掲載されている。
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以前、国際文化フォーラムの「りんごをかじろう」のイベントで、「暮らしの中の祈り ~タイの民間信仰~(http://tomaki.exblog.jp/24932186/)」というテーマの勉強会に参加した際、愛知大学の加納教授からタイの民間信仰とお守りについていろいろお話を伺っていて、すごく興味があった。運転手に、そのお守りについて質問したかったが、あいにく全く言葉が通じないので諦めた。

そういえば、日本人も車の中に交通安全のお守りを貼ってるし、考え方は似ているのかもなぁと思った。さすがに、日本ではお守りをコレクションして売買する人はあまりいないと思うけど。


▼日本にもお守りの文化が根付いている。写真は巣鴨。
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面白かったのは、「プラクルアン」専門のカタログ雑誌が普通のコンビニで売られていたこと。面白そうなので、一冊買ってみた。中を開くと、たくさんのお守りが写真付きで掲載されてた。金額もある。日本円に換算してみると、数万円から数十万円するものまでいろいろ掲載されてるけど、安いものと高いものの違いが全然良く分からなかった。タイのお守り、奥が深い。

タクシーは無事に目的地に着き、チップを大目に加えて料金を支払ったら、「800バーツ払え」という。なんてことはない、ぼったくりタクシーにつかまったわけだ。大方、バス停にいたおばちゃんもグルなのだろう。たちの悪いキャッチに引っかかったってわけだ。いくらなんでも当初の金額の4倍はあり得ないと思ったが、長旅で疲れているし、めんどくさいので払って帰らせた。

お守りと、心の清さは比例しないんだな、と思った。むしろ、後ろめたい人ほどお守りに頼りがちなのかもしれない。ま、みんながみんなそうじゃないと思うけど。

今でもプラクルアンを見ると、あのいまいましいぼったくりタクシーを思い出す。



by t0maki | 2017-01-19 19:19 | Comments(0)

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