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「船の科学館」のファンになりました
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「船の科学館」って、前からその存在はもちろん知ってて、何度も近くを通ったことはあるのですが、今まで中に足を踏み入れたことがありませんでした。気にはなっていたのですが、なぜか今まで入る機会がなかったのは、海の無い埼玉県で育ち、船とは無縁の生活をしていたからかもしれません。昨年、二級小型船舶操縦士の免許を取得し、俄然船に興味が湧いてきました。今年もボートを操船しながら花見をしましたし。

で、軽い気持ちでまったく予備知識なしで「船の科学館」に足を踏み入れたのですよ。そしたら、本館が閉鎖されてる。船の形をした立派な建物は入り口だけ通り抜けられるけど、がらんとした雰囲気はまるで活気が見られない。実際、建物の周りも手入れされてない部分があったりもして、草が生え放題だったり、壊れたベンチが放置されていたりなど。「営業してないのか?」と思ったけど、別館は開いてるということなので、とりあえずそこに向かってみました。

実はこの時、都内の博物館や美術館などを「ライター」として取材するっていう依頼を受けていて、船の科学館もその候補だったんですね。ちょっと下見というか、下調べも兼ねて立ち寄りました。

たどり着いた「別館」は、展示品は面白いものがあるものの、少し手狭な感じ。なかなか本格的で面白い展示があるのですが、ちょっともったいないな、と。

しばらく展示を眺めていたら、突然スタッフの方たちが展示室内の模様替えをし始めたんです。そして、そこにできあがったのはちょっとしたイベントスペース。絵本の読み聞かせと、それに関連した収蔵品の展示。

子供たちが集まり、船長の格好をしたスタッフの方が絵本を読みあげると、みんな目を輝かせて聞いてる。遠くの席からも絵本が見えるように、きちんと背後の大きなモニター画面で絵を見せるっていう工夫もきちんとされてて、後ろの方から見ている大人の人もきちんと観覧できる。

そして、読むだけでなく、波の音、雨の音、風の音など、ついたての向こうからリアルに聞こえてくる。
やがて読み聞かせが終わり、ついたての向こう側から音響効果のスタッフさんが出てきて、音を出す仕組みを説明。豆が入った箱で波の音を出したり、団扇につけた紐とおもりで雨の音、そして風の音は紙コップと糸。いやもう、これはすごい。楽しい。

▼読み聞かせイベント
読み聞かせイベント


▼『チムとうだいをまもる』
『チムとうだいをまもる』


▼嵐の波の音、実は箱に入れた大豆。他にも、風の音や、雨の音など、音効の道具もみんな手づくり。
嵐の波の音、実は箱に入れた大豆。他にも、風の音や、雨の音など、音効の道具もみんな手づくり。


▼読み聞かせだけでなく、きちんと関連した展示も用意するのはさすが。しかも、設営もその場で素早くあっという間に組み上げてたのもすごかった。
読み聞かせだけでなく、きちんと関連した展示も用意するのはさすが。しかも、設営もその場で素早くあっという間に組み上げてたのもすごかった。 #船の科学館


▼灯台の光をシミュレーションする機材。さすが、科学館。
灯台の光をシミュレーションする機材。さすが、科学館。


一気にこの科学館のファンになりました。手づくりのイベントを、こんなにもしっかりとつくりこんでる。これはぜひ取材したいと思いました。

そしてさらに、初代南極観測船「宗谷」も見学して、ますます「船の科学館」に惚れてしまいまして。

そんなわけでその場で正式に取材を申し込んで、記事を書かせていただくことになりました。
良い博物館っていうのは、ちゃんとそこで働く人がしっかりしていて、規模とか関係なしに丁寧な展示やイベントをやってるんだなぁ、と。

by t0maki | 2016-04-28 21:22 | イベント・スポット | Comments(0)

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