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写真の価値について
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写真の価値について考える。

例えばこの、恵比寿ガーデンプレイスの写真。夕日の綺麗な日に、マジックアワーからブルーアワーに移り変わる独特の色味の空、シンメトリックに巨大なアーチが写っている。

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そして、もう一つのこの写真。暗い道。全体的に不自然にブレていて、点字ブロックが歪み、片足と、光の粒が写り込んでいる。

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あなたは、どちらの写真が好きですか?
例えば、僕がコンテストにこの2枚の写真を応募したとして、どちらが上位に残る率が高いだろうか?

まぁ、わかんないけど、色鮮やかで見栄えのする恵比寿の光景の方がなんとなく評価高いんじゃないかと思う。

二つ目の写真は、普通だったら失敗作で、なんならその場で削除されてもおかしくないレベル。

でも僕はね、2枚目の写真の方が気に入ってるんです。終電乗り過ごして、傘もささずに雨の中、ARROWS NX F-04Gってスマホのカメラ機能の限界に挑戦して、深夜過ぎに歩きながら435枚撮った中の一枚。これは絶対に、僕でしか撮れない写真。この写真の裏にあるストーリーを、僕は知っているから、僕はこの写真に思い入れがあるし、好きです。

恵比寿ガーデンプレイスの写真は、正直誰でも撮れる。この時撮影に使った富士通製docomoスマートフォンのARROWS NX F-04Gは、そもそもカメラ機能で自由に設定できる箇所も少ない。基本、構図を決めて、シャッターを押すだけ。その日、その場所にこのスマホを持っていけば、ほぼ100%誰でもこれが撮れる。うそだと思ったら、実際に撮ってみたらいい。きれいな夕焼けの時間、フォトジェニックな景色。カメラさえあれば、カメラマンなんて誰でも良い。

他の人が「イイね」を付けたり、展覧会で入選するような作品と、自分が撮影して個人的に気に入ってる写真は、全然別物なんだってことが言いたいだけ。一般的な評価と、自分自身の思い入れは、時として乖離がある。

それが良いとか悪いとかの話ではない。ただ、そういうものだ、と。
そして、どちらかというと、僕は見た目だけ綺麗で誰でも撮れる写真より、自分の個人的なエピソードが詰まった思い入れのある作品の方が好きだし、そして、他のフォトグラファーさんたちのただ綺麗なだけじゃない、その人の個性が活きている写真を見るのが好きだ。

スマートフォンのカメラ性能もドンドン向上してきている。フォトジェニックなスポットに、それなりのカメラを持っていくだけで、まぁまぁ良い写真は撮れる。そうなってくると、写真の価値ってなんなんだろうと思う。誰でも撮れる写真なら、機材を持っていってシャッター切るだけのカメラマンなんて誰でも良いんじゃないか、とも。

そこに行けば誰でも撮れる綺麗な写真も良いとは思うけど、たまには自分にしか撮れない写真を狙ってみるのも良いのではないかと思う。他人に理解されにくくても、自分の思い入れがとことん詰まった、隠れた魅力のある写真。

そもそも、失敗写真なんてない、と思うんですよ。ブレていようが、曲がってたり歪んでいたりしようが、その写真に想いがこもっていて、ストーリーが記録できたり、共有できたりすることができれば、それはきちんと写真としての役割を果たしている。

というわけで、自分の写真を撮り続けていこう。


【ARROWS @】 ARROWSの情報を何でも掲載する研究所

「ケータイ会議」に参加して、富士通製スマートフォンARROWS NX F-04G をブログレビュー中。約一ヶ月使い倒した後端末はもらえますが、通信費等全部自腹で、金銭的報酬とかもなく、ひたすらストイックに楽しく記事を書き続けております。

by t0maki | 2015-06-10 08:56 | モニターレビュー>ケータイ会議 | Comments(0)

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