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「アンバサダーマーケティング」について思うことなど
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例えば、「ファン」だったらだれでも勝手になれる。「好き」ってのを公言すればよいだけ。で、好きだ好きだって言い続けてたら、好きの対象がやってきて「好きでいてくれてありがとう!」って声をかけてくれたら「公認ファン」ってことになって、格があがる、と。

これが、「アンバサダー」だったらどうだろう、ってハナシ。
勝手にアンバサダーを名乗る「自称アンバサダー」っていうのは、なんかかっこ悪いっていうか、胡散臭い感じさえある。たいてい、アンバサダーって任命されるものだから。
よくあるのは、影響力の高い有名人がアンバサダーに任命されて、広告やPRなんかに顔写真が使われたり、イベントに登場したりっていうケース。この場合、アンバサダーに求められるのはあくまで有名人としての知名度であって、往々にしてこういうアンバサダーは商品のことについてちっとも理解してなかったり、そもそも使ってもいなかったりもするワケだ。スポンサー側も、そこらへんは理解していて、ただ知名度に乗っかりたいだけだから、あくまで「フリ」の仕事として依頼する。

もうひとつは、「公認ファン」が「アンバサダー」と呼ばれるケース。アンバサダーマーケティングの方のやつね。この人たちは、別に金銭的な報酬を受け取っているわけではないけど、商品のことが好きで、自分でも使っているし、周囲の人にも勧めたりしている。今まで、こういう草の根的ファン活動って、企業の目に止ることが少なかったし、その存在を確認する方法も乏しかったわけだ。それが、インターネットで投稿や発言がデータとして集計・解析できるようになると、自社サービスや商品のことについて積極的に発言してくれている人たちが見えてくる。そういう人たちに積極的にリーチして、マーケティング活動の一環として「いろいろ一緒に盛り上げていこうよ!」ってのが、アンバサダーマーケティング。

で、ですよ。この「アンバサダーマーケティング」を推進しようとして、いろいろやっていく中で、なんか途中で順序がこんがらかって「じゃ、アンバサダーになりたい人、手を上げてー」とか声をかけられたりして、「いやいやいや、僕、おたくの商品とかサービスとかあんま分からんのですけど」とか言っても、「いーっす、いーっす。とりあえずアンバサダーになってくれたらいーっす」みたいな。

あれだよね。これって、前述のタレントアンバサダーの方だよね。でも、有名人だから声をかけてもらえるってよりは、とりあえず無名でも集められるだけ集めて、そっからファンに育てれば良いじゃん、っていう流れ。でもね、これはこれでありだと思うんですよ、僕は。
アンバサダーなのか、ファンなのかサポーターなのかっていう呼び名はともかく、ユーザーと企業側が一緒になって、サービスなり商品をより良いものにつくりあげてくっていう動きはすごく良いなぁ、と思っていて。
ここで大事なのは、企業がアンバサダーにモノを売りつけるのではないってこと。一緒にいいものつくって世に出そうよ、っていう姿勢が大事。有名人に金を払ってその影響力を利用するってのともまた違う。ファンを味方につけて、一緒にいろいろできたら楽しいよね、っていうのが本当の意味でのアンバサダーマーケティングだと僕は思うのですよ。だから、今はファンじゃなかったとしても、いろいろ企画なりイベントなりを一緒にやってくうちに、いつの間にかファンになってたってのも十分ありかと。むしろ、そういうファンの方が商品やサービスについて、他の人が持ってない深い知識を身に付けるわけだから、めっちゃ信頼できるよな、と。
もちろん、アンバサダーになってはみたけど、「なんか違うな」と思ったら心変わりして離れていくっていうのも、それは仕方ないことだし、ずっと好きでいてもらうためには企業やブランド側もきっちり頑張って魅力あるサービスや商品を維持していかなければならないし、そのためのコミュニケーションも重要。

ここら辺のお話が、今月末のアンバサダーマーケティングの座談会で聞けるんじゃないかと楽しみにしてるんだけど、どうだろうかね。たくさん人が集まれば良いなぁ、と思いつつ。

今日はそんなところで。


※この記事アップして4時間後に追記:
自称アンバサダーはかっこ悪いとか書いたけど、訂正!ちょうど今、自称勝手アンバサダーの人が正式にアンバサダーになった瞬間を見て、かっこいーなー、と。まさに、好きが向こうからやってきた瞬間。自称アンバサダーもありですね。よく考えたら、僕も自称週末アートのアンバサダーでした。趣味のものづくり、楽しいですよ。

by t0maki | 2014-10-17 18:07 | アンバサダー | Comments(0)

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