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『日本の未来10原則』を自分なりに考えてみた
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6月から8月にかけて、3331 Arts Chiyodaのアートスクール「ARTS FILED TOKYO」にて、全5回シリーズのディスカッションセミナー、『民族文化映像から学ぶ基層文化、日本の未来10原則』に参加しました。

「民族文化映像研究所」が過去40年以上にわたり記録してきた日本の民族文化に関するドキュメンタリー映像を見ながら、毎回ディスカッションをするというもの。

全5回の上映作品は以下のとおり。
第1回『椿山ー焼畑に生きるー』(95分)
第2回『からむしと麻―福島県大沼郡昭和村大芦・大岐―』(55分)
第3回『奥会津の木地師―福島県田島町針生―』(55分)
第4回『チセ・ア・カラ-われらいえをつくるー』(56分)
第5回『寝屋子ー海から生まれた家族ー』(57分)


日本各地に残る伝統的な暮らしぶりや文化に触れ、ディスカッションも毎回面白かったです。
さて、というわけで、今回のセミナーのタイトルにもなっている『日本の未来10原則』についてですが、僕もとりあえず考えてみました。

なんとなくまだ、言葉足らずで未完成な部分もありますが、とりあえず下記に。


『日本の未来10原則』・TOMAKI編


1.変遷

まず、時代はうつろいゆくことを意識する。がむしゃらな成長は社会に歪みを生じさせるが、いたずらな回顧も発展を阻害する。時代の移り変わりによる社会の仕組みや個人の価値観の変遷を止めることはできないのだから、いかに変化に無理なく順応していくかがポイント。

2.伝統

変化を受け入れた上で、その根底にある伝統を尊重する。いたずらな形式主義や儀式、しきたりといった表面的なものではなく、文化の奥深いところに根付く本質的なものは昔から受け継がれてきたものであり、そういった伝統は尊重されるべき。

3.継承

文化の根底にある伝統は、次の世代に受け継ぐこと。記録として残すことにも意義はあるが、きちんとした形で継承するには、やはり人から人へと教えて、受け継いでいかなければならない。

4.価値

本当の価値を知るということ。大量生産・大量消費時代に利益だけを追求した商品とは異なる、職人の手による製品の素材や工程を理解することで、商品の本当の価値を理解することができる。

5.意匠

伝統工芸だからといって昔からの技法や形式にこだわるあまり、新しいデザインを否定するべきではない。伝統工芸といえども新しい道具や技法を積極的に取り入れ、常に時代や生活のニーズにマッチした意匠を開拓し続けるべきである。

6.循環

素材が製品となり、さらにまた素材に戻って循環すること。リサイクル。

7.自然

人間は自然と切り離されて生きてはいけない。自然とは、守るべきいたいけな存在ではなく、時に人間の生活を脅かし、畏怖されるものでもある。自然を敬い、そして自然と共に生きることが大事である。

8.環境

環境とは、自然だけでなく、都市づくりであったり、あるいは家庭環境であったり、私たちの身の回りを取り巻く状況のこと。環境を意識することによって、その中に存在する個や集団を理解することができるようになる。

9.地域

社会全体を特定の集合体ごとに分割したものが地域である。自分の属する地域の中で、居場所や役割を見つけて、生活していく。

10.共生

人は好むと好まざるとに関わらず、自然や環境、あるいは地域と共生している。その中で、大事なのはバランスである。個人や特定のグループの利益のために、利己的な行動でバランスを崩してはいけない。



とりあえず、こんな感じです。
別にこれが最終アンサーってワケでもなく、今後また書き足したり削ったりすることになるかもしれませんが、とりあえず現状思いつくままにまとめてみたのがこんなところ。

まず、変遷や変革を受け入れた上で、歴史を超えて受け継がれてきた「基層文化」という我々の根底にあるものを理解し、そして自然や環境、地域と共生することが、今後の日本の未来を考える上で必要なことなのではないかな、と。

参加者みんなの「10原則」を持ち寄って発表したり議論する機会があったら良かったな、と思いました。ちょうど良いところでセミナーが終わってしまったので、ぜひまた今度続編を!

by t0maki | 2012-09-18 00:04 | アート | Comments(0)

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