ビール片手に「フェルメール 光の王国展」は至福のひとときでした

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7月23日にフェルメール・センター銀座で「フェルメール 光の王国展」を観てきました。
この展覧会の面白いところは、作品が全てリ・クリエイトと呼ばれる複製品であること。
基本的に書籍で作品集を見るとの大きく違いはないのですが、でもやっぱり会場で実際に作品の間を歩きながら鑑賞するっていうのは全然インパクトが違いますね。
これはすごく面白い作品の見せ方だなぁ、と。

デジタルを使ったコピー技術が進歩した現代だから、可能になったのでしょうね。
これだけのフェルメール作品が一堂に会するって、本来あり得ないことですからね。
複製なのだけど、そこに実物大で存在するのって、やっぱり書籍やネットで観るのとは違います。

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今回は、「特別夜間鑑賞券」で入場したので、空いている場内をビールを片手にじっくりひとつひとつの作品を鑑賞できたのも良かったです。
通常は大人1,000円ですが、特別夜間鑑賞券は3,000円で、入場料の他に音声ガイド貸し出しとドリンク代が含まれる、1日100名限定のチケットです。iPod nanoを使った音声ガイドは、なんと俳優の小林薫さんと宮沢りえさんが声を担当していて、これを聴くだけでも行く価値ありかも。
まさに、一般の美術館では味わえない至福の贅沢なひとときでした。(※現在は夜間の鑑賞は終了しています)
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こういう風に、複製品でも構わないのでカジュアルに芸術作品に触れられる企画をもっと開催して欲しいな、と。
こんな形で気軽にアートに触れて、実際にホンモノを見に行くきっかけにもなれば。
芸術鑑賞の新しいカタチ、ですかね。
ライブコンサートと組み合わせたり、野外で行ったり、サーカスみたいな移動テントとか、場所や形式と組み合わせ次第で、可能性はいろいろありそうです。

ゴーギャン満載のクルージングトリップとか、レンブラントをテーマにしたクラブイベントとか。水中ダイビングでゴッホ展とかも面白そう。

そんな企画を考えるのも、楽しいかも。

フェルメール・センター銀座 Vermeer Center Ginza
http://www.vermeer-center-ginza.com/
by t0maki | 2012-08-12 17:39 | アート | Comments(0)