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からむしと麻の映像ドキュメンタリーで「ものの価値」と「技術の継承」について考えた
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久しぶりに3331 Arts ChiyodaでAFTの講義に参加してきました。全5回シリーズの第2回目からっていう、微妙な参加の仕方ですが……。

「民族文化映像研究所(民映研)」の姫田忠義さんというドキュメンタリー監督の映像作品をみんなで見ながら、民族文化や「基層文化」について議論するっていう面白い講義です。

▼特別講師の清水さんと中村さん
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実は、3月14日に一度、今回のシリーズ企画の基となる上映会には参加してました。その時のブログ記事はこちら。

『民族文化映像研究所』上映会&トークで自然との共生について考えた
http://tomaki.exblog.jp/18132217/

今回は、福島県大沼郡昭和村の、「からむし」と「麻」の栽培から、糸を紡ぎ、布にするまでの一部始終の工程を映像に収めた映像ドキュメンタリー作品。

まず、植物を育て、刈り取って、繊維を糸にして、それを布にするっていう昔ながらの工程に圧倒されました。かなりの根気と、手先の器用さと年季が要求される作業の連続。

「ものの価値」ってことを改めて考えさせられました。
機械化され、大量生産された既製品が流通している中で、こういう本当の意味で手作りの製品って、商品としては同じ「布」であったとしても、その裏側にある工程は全然違うワケで、そういう「つくり方」みたいなところに価値を見いだせるかどうかっていうこと。本当の「ものの価値」って、そういう付加価値も含めたものなんじゃないかな、と。
マーケティングによるブランディングとか、デザインや機能性の付加価値もあるだろうけど、素材や作り方による付加価値とかもあるんだろうな、と。
実際、すごいですよ。手作業で植物の繊維から糸を紡いで布を織る工程って。

という一方で、「伝統技術の継承」っていうことも考えました。
こういう風に、映像作品として伝統文化を記録することも文化の継承にはすごく役立っていると思います。これをもっと進めて、技術や知識を継承していくための、デジタル&インターネット世代の新しい方法はないかな、と。単にハウトゥ&TIPS系の動画サイトだけでなく、記憶や体験を共有出来るような仕組みはできないかな。究極のナレッジシェアとは?その形式、方法は??

なんてことを考えていくのが楽しいのです。

次回は7月5日の開催予定。実は『奥会津の木地師』の映像ドキュメンタリーは既に前回観ているのですが、もし時間が合えば参加する予定です。

なんかいろいろ個人的な宿題をもらった気もするので、コツコツ調べたり考えたりしてみようっと。


民族文化映像から学ぶ基層文化、日本の未来10原則 vol.2
http://artsfield.jp/lecture/000233.html

by t0maki | 2012-06-22 00:00 | アート | Comments(0)

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