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『民族文化映像研究所』上映会&トークで自然との共生について考えた
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「民族文化映像研究所(民映研)」の姫田忠義さんと言えば、日本のドキュメンタリー映画監督としてかなり有名な方。100を超える民俗誌映像作品を制作し、映像民俗学者としてもご活躍です。
その姫田さんと一緒に民映研の創立に参加し、初期の頃からカメラマンとして活躍されている伊藤碩男さんが今回のゲスト。

「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展の一環として、3331 Arts Chiyodaで開催された『民族文化映像・基層文化・日本の未来10原則』という上映会&トークセッションに参加してきました。

会場で、二本のドキュメンタリー作品を上映。一本目は、『椿山 -焼畑に生きる-』という、四国の山の斜面で焼き畑をして作物をつくる様子を記録したドキュメンタリー作品です。姫田さんが演出とナレーションを務め、16mmカメラで撮影するのが伊藤さん。山の自然と一体化した生活。火入れをする時のお祈りの言葉が印象的でした。

二本目は、『奥会津の木地師』という、山から山へ移動しながら木を切り、手引きろくろでお椀などの「木地物」をつくる木地師の一家を記録した作品。機材一式を持って移動しつつ、地元の人が協力して住居となる小屋を作るところから、木を切りお椀となる固まりを切り出し、ろくろで成型し、最後は町に売りに行くところまで。
ちょうど映像の冒頭で1974年撮影というテロップが出て、「あぁ、ちょうど僕が生まれた頃だ」と。母方の実家が福島だったので、僕はちょうどこの映像が撮影された頃に、同じ場所で生まれたのだなと思うと、なんか不思議な感慨が。学生時代に陶芸をやってたこともあって、映像がものすごく胸に刺さりました。
あと、木地師一家の女の人が小型の鍬みたいな形をした刃物を足に挟んだ木の固まりに向かってガンガン打ち付けてるのを見て、ちょっとずれたら指が飛びそうな光景を見てて、お尻のあたりがむずむずしました。絶対アレ、シロウトがやったら怪我しますよ。

自然と共生する人々の姿って、「あぁ、懐かしいな」っていうのももちろんありますが、こういう生活を民俗文化として継承していくことも大事なワケで、「文明を捨てろ」とまでは言いませんけど、こういう自然と一緒になって生きていくっていうのは大切にしないとだなぁ、と。

このイベントに参加してて思い出したのが、以前別のイベントでお目にかかったエバレット・ブラウンさん。フォトジャーナリストであり、「Brown's Field」っていう有機農場を設立した方ですが、この方も実は姫田さんに師事してたってのを今回初めて知りました。そんな縁もあるのだな、と。

「これからの暮らし方を考えるワークショップ(省エネ編)」に参加してきたよ
http://tomaki.exblog.jp/16404426/

イベントの後に、伊藤とお話しさせていただき、僕が秩父(長瀞)出身ってことを伝えたら、秩父での撮影エピソードを教えていただきました。民映研の作品の中でも、キーポイントとなった作品とのこと。

自然と共に生きていくことについて、考えさせられたイベントでした。


民族文化映像研究所
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/


Brown's Field|ブラウンズフィールド
http://www.brownsfield-jp.com/

by t0maki | 2012-03-14 00:00 | アート | Comments(0)

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