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『あなたがメディア!』著者ダン・ギルモア氏来日イベントに参加してきました
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『あなたがメディア!』著者ダン・ギルモア氏来日イベントに参加してきました。場所は、恵比寿のデジタルガレージ。行ってみたら、以前勤めてた会社からほんの目と鼻の先にありました。当時はこんな立派なビルはなかったはず。

会場にちょっと早めに着いたので、さっそく『あなたがメディア!』の本を買って読んでみました。ソーシャル新時代に、ひとりひとりがジャーナリストとして積極的に「メディア」として情報発信するというのは、ブログを書いてる自分としても、かなり共感できました。(まだ半分くらいしか読めてないですが……)
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イベントの前半は、ダン・ギルモア氏の講演。プレゼンにも慣れている感じで、Media 0.1、1.0、2.0、2.5、3.0などとバージョン付けをしながらメディアの歴史を紹介したり、報道を発信する側と受ける側のそれぞれの規則とか、興味深い内容でした。

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後半は、パネルディスカッション形式。ジャーナリズムやメディアについての意見交換などが行われました。

例によって僕は、みなさんのいろんな話や意見を聞きながら、頭の中で自分に当てはめていろいろ考えを組み立ててみたり、自分なりに理解しようとしたり、興味あるトピックなので自由にいろいろ考えてみました。

まず思ったのは、ジャーナリズムっていうのは「伝える」こと自体が目的なので、知識や情報を収集して分析し、集積していく学問とはまたちょっと違うところにあるものなのだな、と。常に新しい情報を流し続けなければならない。誤りなく、そしてスピーディーに事実を伝えること。主観や憶測はなるべく排して、公平な立場で正しい情報を伝える、と。

情報の伝達手段として、活版印刷以来の革新的な技術がインターネットだっていうのは間違いなく、それはまた情報の伝達だけでなく集積や活用方法にも大きな変化をもたらしたと思います。ジャーナリズムがダンさんの言うMedia 3.0に対応するには、単にニュースを電子化してWEBにアップするだけでは不十分だというのは、全くその通りだと思いました。新聞をパソコンやデバイスで読めるようにしたり、ニュース映像をネットで配信するだけでは、新しいテクノロジーに適応させたとは言い難い。WEBの特性と連動した、ジオタグやワードクラウドなんかと連携するのはアリだと思いました。さらにその先に繋げるには……?新時代のジャーナリズムとメディアについて考えるのは面白いかも。

WEBの特性として、即時性と同時多発性があると思います。コピーや検索があっという間。そして、個々の情報を横軸で繋げることができ、さらに情報は集まることでさらに価値が上がる、と。個人が簡単に情報を配信できる時代。ジャーナリズムとメディアも、どんどんその形を変えてきている。

というわけで、膨大な量のデータの中から本当に必要な情報を見分けることが重要になってきますね。今は読み手の読解力に頼る部分が多いけれど、何かうまく正しい情報だけをフィルタリングできるような技術。その情報が信頼のおけるソースからのものであるか、整合性がとれているか、根拠はあるのか、学術領域を超えてクロスレファレンスがとれるような仕組み。今は、それぞれの専門家が人力で行うしかないけれど、ある程度パターンとルールをアルゴリズム化して、ほぼ自動で情報を選別・抽出していくようなテクノロジーは絶対必要になると思います。多分、どこかで誰かが開発してるんでしょうけど。

実は、このイベントに参加しながらずっと「博物館」と「WEB」の関係について考えてたのですが、さすがに話が飛びすぎるので、それについてはまたいつか書きます。

僕も日常的にブログを書いてますが、確実にこれもひとつのメディアなんですよね。もちろん、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアも。書き手や読み手が意識するかしないに関わらず、そこにニュースがあればそれは明らかにメディアだし、報道になるわけ。

なんか、面白い時代だなぁ、と思うわけです。

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▲サインいただきましたよ、と。

今日はそんなところで。

by t0maki | 2011-10-14 00:00 | ブロガーイベント | Comments(0)

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