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ダンス集団「ソケリッサ」の踊りに感動する
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横浜赤レンガ倉庫で開催されたアートイベント「chips 2011」に参加させていただきました。17日には会場で参加者も含めたパーティーがあったのですが、ダンスやライブペイントなどのパフォーマンスが行われた中で、「ソケリッサ」というダンスグループが非常に僕の心に残ったので、今日はそのことについて書こうと思います。

「ソケリッサ」のダンサーは年齢不詳のおじさん達。明らかに「ダンサー」らしくない体系の人もいて、ダンスと言うよりは肉体を使った前衛的な芸術作品を見ているかのような。ダンスについては、うまいかうまくないかで言ったら「うまい!」って手放しで賞賛できるものではないのですが、かなり直球で心に突き刺さるパフォーマンスで、のっけから圧倒されました。なんかね、心の奥の方に隠れてたボタンをいつの間にかどんどん押されてて、気づいたらついつい不覚にも涙ぐんでたという。

アオキ裕キさんっていうリーダーの方は本格的なダンサーの方らしいのですが、他のメンバーの方達は路上生活者及び路上生活経験者とのこと。そんな経歴を持った様々な体系のダンサー達が、それぞれ個性的な動きでステージの上で踊ってる。で、僕らはそれを無言で見入ってるという。その肉体表現から、何を感じ取るかは観る人次第。

僕は、一時期ホームレス直前の生活をしていた事があります。正確には、路上生活者でこそなかったですが、家が無いって意味では完全に「ホームレス」でした。
ネバダ州の大学を卒業した直後、職探しの旅をしながらアメリカ西海岸を放浪してた頃のこと。安ホテルに泊まりながら、自分の将来を模索していたっていうとそれなりにカッコイイけど、雇ってくれるところを探してひたすら無駄に動き回って途方に暮れる、という毎日。ロサンゼルスのリトル東京にほど近い、バストイレ共同で、窓からの景色も見えず、照明が裸電球のみっていう安ホテルを拠点にして面接結果の連絡を待ってるのですが、部屋に電話も無く、もちろんケータイ電話なんかない(少なくとも僕はまだ持ってなかった)ので、ホテルのロビーにある公衆電話を履歴書の連絡先に指定して、そこに電話がかかってくるとダッシュで受話器を取りに走るか、ロビーにいる誰かに伝言を聞いといてもらうという。

幸い、所持金が完全に尽きる直前にたまたま仕事が手に入ったのでホームレスではあったものの路上生活は経験せずにすみましたが、最終的に手持ちの金は200ドル(2万円くらい)まで減ってたので、日本に帰る航空券さえ買えない状況でした。あのまま行ってたら、間違いなく路上生活は避けられなかったはず、と考えると、路上生活を経験している「ソケリッサ」メンバー達の踊りが直接心に響いてきて、なんだかいろんな感情が込み上げてきて、泣きそうになったということ。
踊りで泣けるなんて、ね。


今回の「chips 2011」は、いろんな意味でたくさんの「きっかけ」をもらったイベントでした。ここからどういう風にそのきっかけを活かすかは、自分次第。

いつもどおり、焦らず気張らず、できることからコツコツ頑張りますよ。
10年後くらいに、良い感じでこのイベントのことを回想できれば良いなぁ、と。


今日はそんな感じで。


ソケリッサ
http://sokerissa.net/

by t0maki | 2011-09-22 00:00 | アート | Comments(0)

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