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『ツリー・オブ・ライフ』に続いて『天国の日々』と『シン・レッド・ライン』も観ました
先日、テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』を試写会で見てきた流れで、同じくマリック監督の、『天国の日々』と『シン・レッド・ライン』をDVDで借りてきて観ました。

『ツリー・オブ・ライフ』を観るときの正しい心構えとは
http://tomaki.exblog.jp/16687703

以下、若干ネタバレありですので、観てない方はご注意を。

このマリック監督の叙情的で詩的な作風は、以前からずっと一貫しているんですね。
『天国の日々』は、第一次世界大戦頃のテキサスの農場が舞台で、余命宣告とか偽りの兄妹、ドロドロした三角関係とかえらく重たいストーリーなのですが、麦畑の田園風景とか、映像が胸に響く感じで。この映画もまた、ストーリーを追ってくというよりは、映像の描写を楽しむのが良いと思います。あと、リチャード・ギアが若いね。

『シン・レッド・ライン』は、実は以前観ていて、あまり面白いとは思わなかった作品。というのも、ちょうどその直前にスピルバーグの『プライベート・ライアン』を観ていて、あのスゴイ戦争映画と比較して、どうもなんともなぁ、という印象だったため。
今回、『ツリー・オブ・ライフ』と『天国の日々』を観た後で、マリック監督の作風も理解した上で観賞したので、それなりに楽しめましたが、やっぱり途中から「うーん……」という感想。多分、個人の好みの問題だと思うんですが、こんだけスゴイ役者が次から次へと出ていて、お金もかかってる映画だとは思うのですが、どうも戦争というテーマと叙情的な演出という組み合わせがなんとなく「つくりもの」っていう感じがしてしまって……。出てくる日本兵も、日本人の視点で見るとやっぱりリアルさに欠ける感じがして。全体的に詩的であればあるほど嘘くさく感じられて、どうも映画の世界感を堪能できませんでした。
ウディ・ハレルソンがケツぶっとばしたあたりから、なんか「もういいよ、勝手にやってよ」って感じになってしまって。

渡辺謙さんあたりが日本兵役をやってたら、ちょっとまた違ってたかな?
二部作構成にして、日本側からの視点で一作品撮ってみたら、とか。
いや、クリント・イーストウッドですから、それ。

それにしても、あらためて役者さんの顔ぶれ、すごいですね。Sean Penn、Nick Nolte、Elias Koteas、John Cusack、Adrien Brody、John C. Reilly、Woody Harrelsonなどなどの他、ちょびっとしか出演しないけどJohn Travoltaとか、George Clooneyなども。Tim Blake Nelsonが出てるの、今回初めて気づきました。

なんにしても、独自の世界観を持った素晴らしい監督だと思います。
映画っていうよりは、素晴らしい映像作品を鑑賞している感じ。
前回も書きましたが、「映画を嗜む」方にはぜひオススメ。

by t0maki | 2011-08-18 00:00 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)

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