20代にやってて良かったと思うこと

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今の時刻、日曜日の4時過ぎ。もちろん、明け方の。

こんな時間に「もの書き」をして、かつブログにアップなどしたら後で確実に後悔することになるかもなぁ、と思いつつ、なんとなく思いつきと勢いで書いてしまうという、ある意味自虐的なプレイ。
三十路後半のオヤジが、20代を振返って「あの頃やっておいて良かったな」っていうことを列記して感傷にひたるというブログエントリー。

では早速。

■ネバダでアート三昧
二十歳になってすぐアメリカに渡り、ネバダ州の大学で陶芸彫刻を専攻しつつ、アート全般と、ついでにスペイン語も学んでました。なぜネバダ?なぜ陶芸?なぜスペイン語?っていろいろ疑問に思われるかもしれないですが、当時の自分にとっては一つ一つの選択が自分にとって一番自然なものに思われたから。その選択は今でも正しかったと思います。

■69年式のVW BUSを所有する
生まれて初めて購入した車が、1969年式のVolkswagen Bus。あの、鼻面にVWのでっかいロゴを付けた、丸っこいバンです。自分より年上の車を所有する機会なんて、普通であればそうはないから(だって少なくても20年以上前に作られた車じゃないと…)あれは貴重な体験でした。でも、あまりにオンボロすぎて壊れてしまったので、友人にタダで譲ってしまったけどね。
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■ホームレスに片足突っ込む
卒業後、アパートを引き払って車で職探しの旅に出かけました。アメリカの西海岸をサンディエゴから徐々に北上していって、最終的にはロサンゼルスへ。路上生活者ではなかったですが、家がないっていう意味では完全にホームレスでしたよ。約一ヶ月の放浪の後、L.A.のダウンタウンにある宝石デザインの会社でフォトグラファーとして働くことになったのですが、その時はもう所持金が200ドルしかなく、日本に帰る航空券も買えない状況でした。よくあんな無謀なことができたなぁ、と、今考えると冷や汗ものです。

■ヒスパニックタウンに住む
ロサンゼルスで仕事をしていたときは、退職したメキシコ人老夫婦の家に下宿させてもらってました。ガレージの横の部屋。やたらでかいベッドと、借り物のブラウン管テレビ。
大学でスペイン語を勉強したのがここで役立ちました。だって、うちの近所はほとんど中南米系の方達ばかりで、英語よりスペイン語を話す人の方が多いようなエリアでしたから。週末、コインランドリーで洗濯が終わるのをぼんやり待っていると、自分がホントにメキシコにでもいるような不思議な感覚でした。

■一週間限定の恋愛
ロサンゼルスの一人暮らし。そこへ訪ねに来てくれた女性と恋をして、愛し合い、そして一週間で別れました。しかも二度。当時は意識して強がってましたが、結局あの頃僕は将来に不安を抱え、異国の街で寂しかったのだと思います。つかの間の癒しの時でした。

■12時間労働の日雇いバイト
学費を稼ぐため、夏休みに一時帰国して、製本会社で日雇いのバイトをしたことがあります。ひたすら流れてくる本のブロックをひたすらパレット(フォークリフト用の木の台)に重ねていくという仕事とか、製本台に印刷された紙を延々とフィードしていく作業とか。これを一日12時間毎日続けてたら、指や腕がパンパンにむくんで、腕時計の穴を3つか4つくらいすぐにずらさなければになりました。
本とか漫画を書いている人が偉そうに「自分の作品」とか言ってるのを聞くと、ちょっと言ってやりたくなります。書籍を出版するっていうのは作家が一人で作るのではなく、見えないところでこういうリアルな作業を一生懸命している人もいるんだよ、と。

まだリストにはいくつか残ってるけど、そろそろ5時過ぎたので寝ないと……。
続きはまた後で。

明日、……っていうか今日は、ブロガーの友人たちと3Dで動画を撮ったり観たりするっていうオフ会の予定です。その場でいろいろ3D動画を撮影しては、3Dテレビで鑑賞するっていう。
貴重な週末だからね、有意義に過ごさないと。
今から楽しみ!

あ、ブックレビューも書かなきゃ。
今週末も、「日曜アーティスト」として、やることたくさん。

今日はこの辺で。
by t0maki | 2011-07-24 05:21 | 乱文・雑文 | Comments(0)