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西洋美術館のレンブラント展を見に行って感動したハナシ
c0060143_233447.jpg有給取って、作品展への出品準備も一段落ついたので、国立西洋美術館のレンブラント展を見に行ってきました。

学生時代、アート学部だったのですが、一学期間まるごと全部レンブラント(と、その弟子たち)をひたすら勉強するっていうクラスを受講したことがあります。もう、10年以上も前になりますが、意外と覚えてる作品もあったりして。実物を見ることができて感動でした。

中でも強烈に印象に残ってたのが、聖書の一シーンらしいのですが「The Good Samaritan」という版画作品で、もちろん作品タイトルや細かい描写は忘れてたのですが、今回の展覧会で見かけてすぐに思い出しました。前景に犬がいて、あきらかに大きな方を排泄中、という。「えぇぇぇ、レンブラントって、こんな人なの?」って、びっくりした記憶があります。で、今回、しっかり実物見ましたが、やっぱり明らかに出してるよなぁ、どう見ても。

あとは、これはレンブラント作品というよりは展示方法なのですが、全く同じサイズの額縁で作品が展示されている壁があって、なぜか一番手前の作品だけ、ちょっとだけ低い位置に掛けてあるのに気づきました。「なんでかなぁ」と思ったら、その作品だけ他のよりサイズが小さく、同じ位置にかけてしまうと相対的に作品の底辺が低くなってしまうので、どうもあとからわざわざ低い位置に額縁を掛け直したらしい、と。うーん、言ってること分かります?
びしっと額縁同じ高さで並べてしまった方が展示はカンタンだし、明らかに最初はそのように掛けたのに、あえて観客の視線の高さを考慮して、あとから額縁の位置を作品のサイズに合わせて低くした、と。ホントもう、数センチのレベル。よーく見ないと分からないくらい。
外してかけなおした痕跡が壁に残ってたので、間違って低くしたのではなくて、あえて位置を調整したのだと分かりました。
いやー、イキだねぇ、と。数センチの高さにこだわる展示のクオリティ。西洋美術館はすごいと思いました。

……なんて、作品とは関係ないところで感動したり。

もちろん、レンブラントの作品も感動しっぱなし。
全くムダのない描写。人物とか、顔の描写なんかは、エッチングの線一つ多すぎたり、少なすぎたりしたら全く印象変わるんだろうなぁ、と。まさに、そこにあるべき線が、あるべくして描き込まれているという。

あ、そういえば今思い出した。
レンブラントの自画像で、チケットに印刷されてあるやつじゃない方。同じ壁面の近くに飾ってあったと思うんだけど、婦人と一緒に描かれているやつ。アレって、なんかおかしくない?レンブラントの作品っぽくないんだけど。
当時の画家たちは「工房」として制作するので、必ずしもレンブラント本人が描いた絵でなくても「レンブラント」のブランドとして販売されるのは分かるんだけど、どうもあの絵だけ妙に薄っぺらな印象で、なんか等身も構図も微妙だなぁ、と。
偽物なんじゃないの?とか、そういえば学生時代もおんなじこと考えてたような。
実物見て、改めて感じました。あれ、ホントにレンブラントなの?

それにしても、平日の昼間なのに結構人がいてびっくり。

版画の良さを再確認するにつけ、レンブラントほどの作品が作れないことは分かってるけど、版画プレス機欲しいなぁ、と。はがきサイズの趣味用プレス機だったら買えないこともないな、なんて、ネットで調べてみたりして。近々、衝動買いしてしまいそうでコワイ。

by t0maki | 2011-04-21 00:00 | 乱文・雑文 | Comments(0)

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